古賀では、このところ何十年か絵本の読み聞かせや大型紙芝居の上演・布の絵本づくり作成など、読書を大事にする流れが続いてきています。
新しいところだと、小中学校の図書館を、古賀市在住であれば在学中じゃなくても利用できる制度があったりとか…
本の世界を一緒に共感して一緒に案内してくれる「読み聞かせ」を続けている「地域文庫」という活動をしている方々が、市内各所にいらっしゃるとか、
図書館の本をもっと魅力的なラインナップにするために、地元の企業さんがCSR活動の一環で雑誌購入のお手伝いができるとか、
そんないろいろな動きや制度が、古賀の中では目立たずもしっかりと続いています。市民の方も企業の方も行政の方も、それぞれで。
そんな中、ここ数年の毎年4月に行われている行事が…。
ぬいぐるみおとまり会があるよ!
それは、平成30年4月21日と22日の2日間にまたがって行われる行事「ぬいぐるみおとまり会」。
子どもたちが「おとまり」するわけではなくて、子どもたちが大事にしている【ぬいぐるみ】が「おとまり」する会です。一見、地味ながら、日ごろとは違う「夜の図書館」という異世界の体験を、自分の代わりに「ぬいぐるみ」に体験してもらって、「ぬいぐるみ」から体験談を聞こう!という【行間】【想像力】をとても大事にしてくれる企画です。
上記は、過去の「ぬいぐるみおとまり会」の模様ですが、参加した「ぬいぐるみ」の仲間たちがみんなで本を読んでいる姿とか、夜の不思議な図書館の中を代わりに探検してくれている姿とか、「ねんね」している姿とか、そういう模様を司書さんたちが写真に撮ってプレゼントしてくれます。
子どもたちにとって、
- 「日ごろ一緒に過ごしている「ぬいぐるみ」と、一晩だけでも離れて寝てみる」
- 「一晩離れて過ごした「ぬいぐるみ」が、図書館で出会った本の話を家で教えてくれる」
- 「他の子の「ぬいぐるみ」と自分の「ぬいぐるみ」が仲良くしているところを見て、社会性も養う」
- 「図書館の本を大事にしようと思うとともに、図書館との距離が近くなる」
といった楽しみが描けます。
親にとっても、「ぬいぐるみ」が体験した本と図書館の世界の話を、いっしょに「ぬいぐるみ」とともに子どもたちと語り合う機会が増えるとか、日ごろとは違う図書館を子どもと一緒に体験・想像してみるとか、楽しい機会になりそうです。
また、極端なことを言えば、いずれは自立して巣立っていくであろう子どもたちの姿を「ぬいぐるみ」を通して今の時点から一度体験してみることにもなりそうです。
4月7日(土)必着とチラシにはありますが、「古賀すたいる」の掲載にあたり、先着順の枠内であれば「消印有効」「図書館に直接持ってきてもOK」ということなので、ご関心のある方はぜひどうぞ。
過去の「ぬいぐるみおとまり会」の模様(お出迎えのシーン)が、古賀市役所さんの「街角スナップ」に紹介されていますよ。
「往復はがき」は、コンビニや郵便局で購入することができます。2枚のハガキが連なったお手紙のやりとりもまた、メールやSNS全盛の中、子どもたちを本の世界へといざなう子どもたち宛の招待状として使われます。日ごろ使わない「往復はがき」の時点で諦めずに、ぜひ子どもたちと図書館・本との出会いを届けてあげてみてください。
【記事を書いた人】千鳥足 | |
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大人の事情で、顔出しNGでしたが、いったん解禁しました。けど気が変わってやっぱり顔出しNGに戻る。 徳島県生まれ・福井県育ち。幼稚園から高校まで古賀にいたあと、茨城とか東京とか長崎とかで過ごしたのちに古賀にUターン。 趣味: 読書。遠藤周作とか吉村昭とか阿川弘之・阿川佐和子とかが好き。 お酒飲むのも大好き。 |