「船原古墳」が国の史跡に指定されました。

後世の人もきっと2016年の古賀3大ニュースの一つに認定してくれるであろうニュースがやってきました。

平成28年10月3日。官報(国による広報や公告)により、声高らかに、先人が古賀で、その時代においてとても豊かに暮らした営みの跡を現在に残す「船原古墳」が、文化財保護法の規定に基づいて国の史跡に指定されました。その価値を国が認め、そして国民の財産として後世にさらに残すという宣言です。

さっそく官報を見てみましょう

官報は、国が発行する国民向けのリリースペーパー。毎日発行されています。

膨大なのですが、30日間は国立印刷局のサイトで無料で閲覧できます

平成28年10月3日付(号外 第218号)の83ページに、船原古墳の文字が。

ちなみに、その指定の本文は80ページから始まっています。

国の史跡に指定されるとどうなるの?

重要文化財や史跡・名勝・天然記念物などは、文化審議会の答申を経て、文部科学大臣が指定するものだそうです。指定されると、文化財保護法に基づき、自治体を始め関係する方々に管理や届出、公開、調査、報告、復旧、環境保全の義務などが課され、簡単にはいじったりできないとのこと。逆に言えば、ちょーめんどくさくなりますが、だからこそ帰って保護される、と。そして、修理などでも文化庁長官の監督などを受ける場合がありますが、他方、国の補助金交付を受けることもできるようになるとのこと。

こういった仕組みのおかげで、国民の財産として今後も船原古墳の存在が守られていきます。

発見から保護・保全そして国の史跡指定化を望み実現した関係者の皆さんのこれまでの努力の結果でもあり、また、これからこの「船原古墳」の価値を知り後世に伝え残すのは、今を生きる私たちの役目。「船原古墳」の時代に関わらず、今の私たちが古賀に暮らすことができるようにした各時代の先人たちの取り組みに思いをはせながら、古賀での暮らし・過ごしを楽しんでいきましょう。

【記事を書いた人】
千鳥足 大人の事情で、顔出しNGでしたが、いったん解禁しました。けど気が変わってやっぱり顔出しNGに戻る。 徳島県生まれ・福井県育ち。幼稚園から高校まで古賀にいたあと、茨城とか東京とか長崎とかで過ごしたのちに古賀にUターン。 趣味: 読書。遠藤周作とか吉村昭とか阿川弘之・阿川佐和子とかが好き。 お酒飲むのも大好き。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください