「ふくおか・まごころ駐車場」。

障がい者や高齢者などの、車の乗り降りや移動に配慮の必要な方が、県内各地の商業施設や公共施設等を安心して利用できるように、市町村や民間の事業者さんに福岡県の方が設置を呼び掛けている駐車場。

古賀の生涯学習センターにも、図書館の脇にきれいに整備された駐車場の一角（ほんとに図書館のそば）に、設置されています。

この駐車場は、所定の要件を満たせば、民間の商業施設等でも登録・整備可能だそうです。古賀の企業さんで、一般の消費者の方が多く訪れるような、それでいて駐車場が混雑しているようなところだと、登録を検討されてみてもいいかもです。

なお、車の乗り降りや移動に配慮の必要な方というのは、その姿かたちがすぐわかるわけではありませんし、なによりあんまりわかってもらいたくないものでもありますし、車から降りたらしばらく車のそばにはいないわけで、「そこに車を止めている人は、負担が大きいから止めているんですよ」ということを、車に表示をつけておくというルールで運用されています。

平成２８年９月時点では、下記のような属性をお持ちの方が利用証を発行してもらうことができます。

その利用証は、たとえばこんな感じ。

「ふくおか・まごころ駐車場」に登録された駐車場に止めた時は、
この利用証を、バックミラーの付け根部分にひっかけて車を降りる、と。

内側から見るとこんな感じ。

ちなみに、このオレンジ色の利用証は、一定の条件を満たす「妊産婦さん」または「けが人」の方のものです。

というわけで、古賀にお住いの妊産婦さんは、古賀市役所さんが発行する母子手帳の該当部分をコピーして、県所定の申請書とあわせて県の窓口に郵送すると、所定の期間、この利用証が有効な間、各地の「ふくおか・まごころ駐車場」に登録された駐車場を利用することができます。

ちなみに、妊産婦さんご自身が車に乗車している場合（運転しているか同乗しているかは問われない）に限られますので、ダンナさん単独だけの運転時とかに「いないけど家族が該当するから」とかで止めちゃうのはルール違反です。また、大変なのはわかりますが、出産した後の子連れとかは対象外なので、そこらへんもオトナの使い方をしましょう。

申請しようとしてみた

というわけで、こうした条件に該当する「古賀すたいる」関係の妊産婦さんにもおススメしてみたところ、取得してみたいとのことで、さっそくチャレンジしていただきました。

が、わかんないところ多すぎ…(x_x)

しかたがないので、県の取り組みだけど、「出産前のお母さんそしてご家族の味方」古賀市の予防健診課さんに、「どーしたもんじゃろーのぉ」と相談に行ってみました。

そしたら、県の制度を一緒に読み解いてくださり、また必要な部分を県の人に代わりに問い合わせてくれたりもしました。ほっと安心する一同。

しっかりと「ふくおか・まごころ駐車場」の説明を読み解くと、「なーんだ、そうじゃん」的な簡単なことだったのですが、やっぱりわからないこと・不安なことがあると増幅しがちなので、当事者に寄り添ってくれる健康づくり分野の行政職員さんってカッコいいなぁ、そういう存在が身近にあるのは安心するなぁと思った次第。

その後、母子手帳のコピーを添えて申請書を送ると、数日もたたないうちに利用証が到着。晴れて本記事の前半のように利用証を使ってみた次第。外出すること自体が大変な時期も、県の方・市の方・駐車場を提供してくれる方・まわりで理解してくれる方のおかげで乗り越えられそう？

ちなみに…

古賀市役所が現在のところ採用している「母子健康手帳」は、かわいらしいディズニーのイラストつき。かわいーでしょう。古賀市に住んで出産に臨んで、この手帳をゲットしませんか？(^^;;

よってたかって親切に、それでいて適切な距離感を持ってくれる予防健診課の保健師さんたちが、サポートしてくれますよ。

【記事を書いた人】千鳥足
	大人の事情で、顔出しNGでしたが、いったん解禁しました。けど気が変わってやっぱり顔出しNGに戻る。 徳島県生まれ・福井県育ち。幼稚園から高校まで古賀にいたあと、茨城とか東京とか長崎とかで過ごしたのちに古賀にＵターン。 趣味： 読書。遠藤周作とか吉村昭とか阿川弘之・阿川佐和子とかが好き。 お酒飲むのも大好き。