福岡県の「みんなで育もう!ふくおかの子ども育成支援フォーラム」開催(1/20)。古賀東中PTCAの皆さんの事例報告もあるよ

子どもたちの居場所をステキなものにするためには、家と学校(保育園とか幼稚園とか)も大事ですが、それ以外の居場所もどれだけあるかってのが大事なのかなと、個人的に思っていたりしています。

大学生とか高校生とかが一緒になって勉強してくれたり遊んでくれたりして、「ああいうお兄さんお姉さんになりたい!」という感じの憧れを持てる機会とか。地域の顔見知りのおじちゃん・おばちゃんが、ふと通学路ですれ違うたびに「おはよう」とか「おかえり」とかの挨拶をしあえる環境があるとか。はたまた、働くオトナのカッコよさを見せつけてくれる機会とか。

「少子化」だの「子どもの貧困」だの「プライバシー」だの「個人情報」だの、いろいろ言われますし、時代にあわせて乗り越えなければいけないもの・対応しないといけないことももちろんありますが、私たちがさらに上の世代から預かって紡ぐもの・伝えるものをちゃんと次の世代を担う子どもたちへ届け、そして彼らが自らの歩みをできるようにすることは、いくら時代が変わろうとも変わらないと思います。方法や小道具が変わったとしても。

…いきなり演説してすみません。

それもこんなチラシを見つけたから。

「みんなで育もう!ふくおかの子ども育成支援フォーラム」が開催されます(1/20)

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主催は、福岡県の社会教育総合センター。篠栗町にあります。古賀市から車で30分くらい?

ここで、

ふくおかの子どもの育成に関わる個人や団体、学校関係者、行政担当者等が集い、
家庭教育・子育て支援、体験活動支援等の学習や交流を行います。
家庭教育・子育て支援の在り方についてみんなで考え、参加者同士のネットワークをつくりませんか。

ということで開催されるのが「みんなで育もう!ふくおかの子ども育成支援フォーラム」。詳しくは主催者のページで

子どもを見守る人を対象として、なおかつ交流会の要素を強めているだけあって、なかなか中身が充実してます。基調講演に熊本からスペシャルなゲスト、そして8団体もの事例報告。しかも、8団体さんがそれぞれ2回も同じプレゼンをしてくださるので、組み合わせ次第ですが最大4団体のお話を聞くことができます。

基調講演は、村上千幸さん

熊本からのスペシャルなゲストは、山東子育て応援団の仕掛け人として有名な、山東こども園(元・山東保育園)の園長・村上千幸さん。

いろいろ有名な活動がありますが、一つは「ばあちゃんち」。築100年以上を経た古民家を舞台とした子育て支援活動。

縁側に座ると昔懐かしい時代へタイムスリップしたような、また、田舎のおばあちゃん家に遊びに行ったことを思い出させてくれるような空間として運営されてます。

子育て支援の拠点、子どもから高齢者まで地域の方々が集える場、命を支え生活の知恵を伝える「地域の台所」、暮らしの作法をつたえる「地域の茶の間」、地域での生き方を伝える「地域の縁がわ」を備えた「地域の大きな家」になることを願いながら開設された場所。

事例報告は県内8団体。うち一つは、古賀東中学校PTCAさん!!

事例報告は、各地の実情に応じて各地でステキな取り組みを行っているステキな8団体。

【親のつどう場とネットワーク】

  • 早良区西南子どもプラザ
    西南学院大学と福岡市の協働事業として開所した子育て支援施設。大学と地域の域学連携の取り組みとして、西南学院大学の学生も空間運営に参加しているそうです。
  • NPO 法人子ども支援センター アンビシャス小郡
    小郡市と協働して、就学前児童とその保護者を対象とした取り組みを個別フォロー・保護者向け講演会・職員向け研修会など多様な方法で行っています。また、校区コミュニティに参画して、アンビシャス子ども広場の事務局運営や、ニュースレターの発行・音楽会の開催など、独自の事業もたくさん。

【子どもを取り巻く環境】

【地域で子育て】

  • 豊前市早期支援連携協議会
    子どもの育ちには、幼稚園・保育園~小学校~中学校~高等学校~大学~職場と、時間とともに連続したステキな場所が先人たちの努力により準備されています。その反面、送り出しと受け入れの段階ごとに断絶が起こりやすいのもまた一つの事実。そこで、ちょっと支えがいりそうな子どもたちを、個別の実情に応じて必要な時には先回りして支えよう。そんな取り組みを行っている方々の思いが聞けそうです。
  • 那珂川町ふれあいこども館
    子育て支援センター「すくすく」を移転拡充・改組して、児童館機能を加えた施設としてオープンした那珂川町複合児童福祉施設。就学前の子どもとその保護者を対象にしたイベントやプログラム、小学生の遊び場などを提供する那珂川町の新しい子育て支援拠点となる施設と位置付けられているそうです。タテ割りになりがちな施設を重ね合わせた工夫が聞けそう。

【学校とともに子育て】

  • 古賀東中学校PTCA学力向上支援員会
    キタ――(゚∀゚)――!!
    朝勉&朝弁やミニミニ塾など、子どもたちを支えるために地域として立ち上がったお父さんお母さんの取り組みと、地域として支えようと地元の職場や集会所を学びの場にしたこと、それに農家さんたちが育てたお米の差し入れなど、子どもたちを支える様々な古賀の取り組みが紹介される…と思います。
  • 九大寺子屋
    糸島市内の小学校の空き教室を活用して、放課後に九大生による小学生への学習活動が行われているそうです。九大生が、4~5人のグループを2つ作り、グループ毎に先生と打合せを行いながら、授業計画を立てて実施。ドリルなどの学力向上に向けた学習だけでなく、九大生が子どもたちの知的好奇心を刺激する授業を行い、子どもたちの学習意欲の向上を図るシカケが!?

会場は、篠栗町にある福岡県社会教育総合センター

会場はコチラ。

古賀から、県道35号・筑紫野古賀線を南下して、途中で国道201号線を飯塚方面に向かうと左手にやってきます。宿泊機能やキャンプ場も併設された、静かな山あいの場所。古賀の子どもたちも、小中学校の行事で通ったこともあるかも。

そんな、子どもたちと、周りのオトナのための学びの拠点で、キラリと光るいろいろな取り組みが紹介されます。古賀東中学校PTCAのみなさんへの応援や、古賀市内で活躍されているいろいろな団体さんの新たな気づきと学びの機会として、このフォーラムを活かしてみませんか?

【記事を書いた人】
千鳥足 大人の事情で、顔出しNGでしたが、いったん解禁しました。けど気が変わってやっぱり顔出しNGに戻る。 徳島県生まれ・福井県育ち。幼稚園から高校まで古賀にいたあと、茨城とか東京とか長崎とかで過ごしたのちに古賀にUターン。 趣味: 読書。遠藤周作とか吉村昭とか阿川弘之・阿川佐和子とかが好き。 お酒飲むのも大好き。

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