古賀市社協さん主催で8月から「市民後見人養成研修」が。「市民後見人」を必要としている方に寄り添う一歩を。


ふと「古賀市社会福祉協議会」さんをお訪ねすると、お世話になっている職員さんが「いいネタがあるよー」と声をかけてくださいました。

それは、2018年8月から始まる「市民後見人養成研修」。

多くの住み慣れた地域で安心して、その人らしい暮らしと生活ができることを願っています。でも、高齢化による認知症をはじめ、ハンディキャップをお持ちの方の中には、判断能力が十分ではなく、その方の権利や財産が十分にコントロールできなかったり、できなくなってしまったりする方もいます。

それは、たとえば身寄りのない高齢者や、親族と疎遠な高齢者が増えていること、それに、障害をお持ちの方の保護者の方の高齢化が進んでいることなどにより現れてきています。

そういった、判断能力が十分にはない方に寄り添う「親族以外の第三者による後見人」、そのなかでも「市民後見人」として支えていく活動をしてくださる方が、古賀でも求められています。

そのため、古賀市社会福祉協議会さんとともにいずれ「市民後見人」として活動してくださる方を増やすための基礎的な講座が行われるとのことでした。

後見人として想定される職務内容としては、例えば下記のようなものがあります。

  • ご本人の財産の把握と管理(財産目録や収支状況報告書の作成)
  • 年間の収支計画の作成
  • ご本人の日常生活を維持する上で必要な生活費や預貯金の管理
  • 生活状況の把握と、必要な福祉サービス等の利用契約
  • サービス内容に関する事業者等との調整
  • 悪質な訪問販売等からの保護(不必要な契約の解除等)
  • 家庭裁判所への後見事務の報告 等

後見人については、弁護士さんや司法書士さん、社会福祉士さんなどの専門職の方が担うことも多いです。その中でも市民後見人は、市民感覚を生かしたきめ細やかな後見活動ができ、地域における支えあい活動に主体的に参画する人材として期待されています。

今回の「市民後見人養成研修」は、まずそうした「市民後見人」としての意欲を持たれた方への基礎知識の提供や、今後活動していくかもしれないときに気を付けるべき寄り添い方や心構えを教えてくれる内容になっています。

なのでカリキュラムについても「なぜ加齢や属性により判断能力が下がるのか」や、そうした「判断能力が不十分になった方が直面する契約問題(介護保険や年金など)」についての基礎知識を学ぶ時間が多く占められています。

カリキュラム表を見ると、なんか難しそうですね…。長丁場だし。

でも、養成講座を通じて新たに知ってもらえればということですし、先々に「市民後見人」として活動してくださるときには市社協と一緒にという前提ですし、まずは「いずれ誰か困っている方の役に立ちたい」という思いさえあれば、今回の講座には臨めるようです。

また、市民後見人として活躍するだけではなく、市民後見人という活動があるということを知ってくださる機会になれば…というのもあるようです。なにせ、生きている限り、誰もが年をとり、誰もが高齢化をして、誰もが認知症になりえるわけです。これをお読みの読者の方が、判断能力があるうちに「市民後見人をお願いする立場」になるのかもしれないのですから。

というわけで、受講希望の方は、古賀市社会福祉協議会さんへご相談されてみてください。


【記事を書いた人】
千鳥足 大人の事情で、今のところは顔出せず。 徳島県生まれ・福井県育ち。幼稚園から高校まで古賀にいたあと、茨城とか東京とか長崎とかで過ごしたのちに古賀にUターン。 趣味: 読書。遠藤周作とか吉村昭とか阿川弘之・阿川佐和子とかが好き。 お酒飲むのも大好き。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です