「グラフィック・ハーベスティング」という世界と出会った。【会議】に種を播き、苗を育てて、オイシク実りをいただこう!3/20に講座あり!

中の人は、「古賀市自治基本条例(仮称)策定委員会」という会議の端っこに、委員として参加させてもらっていたりします。自治会・校区コミュニティ等の地縁的な活動をされている方々や、企業・組合などの営利事業を営む方々や、ボランティア・NPOなどの非営利事業を営む方々など、なんかエライ人たちに囲まれてます…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

その話はまたおいおい話題にするとして。

平成28年2月に開催された第12回目の会議に参加していたら、傍聴席にせっせとスケッチブックに何かを書いている方を発見m9( ゚д゚)っ

会議が終わった後に、「なにを書いてたんですか~」とお声をかけてみたらビックリ(゚д゚)!

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この日は、「食の祭典」「農産物移動販売」そして「古賀市市民活動支援センターと、そこで活躍するボランティア・NPO」の事例をもとに、古賀という公共空間にいる多様な主体の役割分担を約2時間の間、考えていたんですが、その会議の模様を絵でその方なりに記録をされていました。

立ち話で少しお話を伺っていたら、「グラフィック・ハーベスティング」という考え方に基づいての、その方なりのメモとのこと。なにそれオイシイの?ということで、後日、改めてお話を伺う機会をいただくことにしました。

3月1日。古賀市市民活動支援センターにて。

お招きしたのは、上記のスケッチブックの持ち主である梯愛依子さん。一般社団法人サステナビリティ・ダイアログにおいて、グラフィック・ハーベスティングの普及や、その技法を使っていろいろな会議・事業をサポートする活動に取り組む、古賀在住の(←ここ大切)笑顔のステキな方。

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最近だと、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が主催した「コンセンサス・デザイン・フォーラム2016」でグラフィック・ハーベスティングチームの一人として参加されたそう。

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チラシ見ると、ちっちゃくはありますが、「福岡県古賀市」の出身地を背負っての登場!
かっちょえー。

というわけで、古賀すたいるの編集部チーム+このネタにとっても興味持ちそうな方々にお声かけて、内部の研修会扱いで、基礎の基礎の基礎の基礎を教えてもらうことになりました。参加したかった方ゴメンナサイ。

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グラフィック・ハーベスティングって、なに?

一言でいっちゃうと、大切な話し合いを、実際の行動に繫げるために、そして具体的な成果をもたらすための時間にするために、その話し合いのプロセスをデザインして実践するための考え方。

なもんで、実践の手段の一つとして、いわゆる「グラフィック・ファシリテーション」をその実践の中で使いこなしちゃったりします。冒頭の、市の会議を傍聴して、それを自分の中で整理したりするのは、実践のごく一部のステップなんですねぇ。

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傍聴者としてではなく、会議の司会者やその翻訳者として運営に参加して、より実り多き会議になるように参加者とともに育てていくことが、グラフィック・ハーベスティングの実践としての醍醐味だそうです。

▲白黒文字の文書ばかりでなんだか億劫になることがありませんか?

▲話し手と聞き手で言葉の解釈が違って誤解が生まれたり、議論が空中戦になったりして困っていませんか?

▲言葉で伝えられないときでも、分かり合える伝え方があったらいいのにと思ったことはありませんか?

▲せっかくいい話ができたと思ったのに、話しただけで何もならなかったと残念に思ったことはありませんか?

そんな体験をしたことがあるあなたのための考え方だそうで。

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この考え方を活かして会議を進めてみると、こんな効用も期待できるそう。

  1. 共有できる
    大切な話や実りある行動を共有することができる。
  2. 場で起きたことの記録として伝える
    大切な話の議事録として、言葉だけでは記録できない要素も記録できる
  3. 場にいるみんなで学ぶことができる
    場にいるみんなで学ぶことができる
  4. 場にいるみんなに活力を与え続ける
    みんなにとって共通の視野や知識や、「なるほど!」を作ることができる
  5. 少数者の声を受け取ることができる
    最終的な意思決定に反映できない、場の声があったことを、記録できる

そんな、場をもっと楽しむことができる考え方。

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グラフィック・ハーベスティングを学ぶ機会が、3月20日に

そんな古賀在住の梯さんが主催者側となり、一般社団法人サステナビリティ・ダイアログとしてグラフィック・ハーベスティングを学ぶ機会があります。会場は、福岡市中央区天神の都久志会館。3月20日(日)の10:30~18:00。

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前述の三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社主催「コンセンサス・デザイン・フォーラム2016」で、グラフィック・ハーベスティングチームとして参加した10人の方のうち、梯さんも含め3人もやってくる、なんか贅沢な感じの講座です。

この日の講座は、あくまでも基礎講座だそうなので、主に、こういう方にこそ来てほしいそうです。

「グラフィック?
 絵を描くなんて、できるならやりたいけど、そんなのムリムリ!」

なもんで、当日の主な内容は…

◎グラフィックを練習する

  • 線を引く、丸を描くところからどんどん練習します
  • 必須の基本スキル「4つのP」を習得しましょう
  • 描きたいものをアイコンにして引き出しを増やしましょう
  • グラフィックレコーディングに挑戦できるチャンスがあります
  • テンプレートを使って、伝えたい事柄を表していく演習をします

◎ハーベスティングを学ぶ

  • 小さな話し合いから大規模なフォーラム、はたまた議会やまちづくりで、グラフィックを活用する実践を支える理論や考え方をご紹介します
  • グラフィッカーとして実際に活動する人のストーリーを共有します

などなど。

当日の詳しいスケジュールや、メインとなる講師の方々などのご紹介、それに実際の申込み方法などは、こちらのページか、こちらのページをご覧ください。この記事は「古賀出身の梯さん」をフィーチャーしすぎている記事ですから(笑)、ぜひしっかりイベント概要をご確認あれ。

【記事を書いた人】
千鳥足 大人の事情で、顔出しNGでしたが、いったん解禁しました。けど気が変わってやっぱり顔出しNGに戻る。 徳島県生まれ・福井県育ち。幼稚園から高校まで古賀にいたあと、茨城とか東京とか長崎とかで過ごしたのちに古賀にUターン。 趣味: 読書。遠藤周作とか吉村昭とか阿川弘之・阿川佐和子とかが好き。 お酒飲むのも大好き。

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